2015年11月9日月曜日

『フィナーリ・モンディアーリ』続報!!



こんにちは!




先日から開催されています、『フィナーリ・モンディアーリ』の追加情報をUPします!

FXXプログラムにおいてのサーキット走行動画です!



どうぞ、ご覧ください!!









ホームストレートを駆け抜ける甲高いエキゾーストノートはまさにF1サウンドですね!
圧倒的な迫力が凄いです!




動画に登場している車両はハイブリッド・スーパーカー「ラ フェラーリ」をベースとするサーキット走行専用車両「FXX K」です。これまでの「FXX」や「599XX」と同様、その目的はレース参戦ではなく、フェラーリの顧客を代表するオーナーがクローズド・コースをドライブすることで得られた
データを将来の市販モデル開発に役立てることにあります。



2005年に登場した「エンツォ」をベースとする「FXX」の名前を受け継ぐ、車名の最後に付加された「K」の文字は、サーキットにおけるパフォーマンスを最大化させる事を目的として搭載した
エネルギー回生システム「KERS」に由来します。


6,262ccV型12気筒エンジンは新設計のカムシャフトを採用し、バルブの駆動機構を改良することなどにより、ラ フェラーリの最高出力800馬力/9,000rpm、最大トルク71.4kgm/6,750rpmから、
860馬力/9,200rpmと76.4kgm/6,500rpmに引き上げられ、これに190馬力を発生する
電気モーターを組み合わせることで最高出力1,050馬力、最大トルクは91.8kgmに達します。



「HY-KERS」と呼ばれる電気モーターによるアシスト・システムは、
センターコンソールに備わる「マネッティーノ」システムによって

「Qualify (限られた周回数における最大パフォーマンス)」
「 Long Run(一貫した性能を発揮)」
「Manual Boost (瞬時に最大トルクを放出)」
「Fast Charge (バッテリーの急速充電)」という4種類の設定に切り替えられます。




FXXには高性能テレメトリー・システムが搭載され、39種類もの運動特性のデータを、
ピットで常時監視します。
情報はフェラーリの技術者が分析し、顧客とともに検討されます。
このプログラムは、高性能モデル開発計画の基本的な枠組み作りの一環で、初の顧客テストドライバーを起用した開発プログラムとなります。



各種走行データは新型車の開発などに活用されます。
マシン本体と各種メンテナンスをつけた基本パッケージは総額150万ユーロ。
FXXは2005年12月に限定29台で、フェラーリにより選出された特別なオーナーに対してのみ販売されていました。



顧客(テストドライバー)がサーキットを走る場合、ヨーロッパ圏内と現地法人がある国(日本やアメリカなど)ではフェラーリの顧客レース部門
「コルセ・クリエンティ」からFXXプログラムを担当するメカニックを含む特別チームが派遣され、
各種メンテナンスも受けられます。
それ以外の国でも同部門の下で各国の正規輸入元が管理するとのことです。



また、FXXをフェラーリの本社に預けておけば、「フェラーリ・レーシング・デイズ」などで
の走行時にも同部門が各サーキットへ航空便で輸送をしてくれます。


これはすごいですね!


なお、FXXを購入したオーナーはフェラーリ認定のレーシングドライバーによる
運転講習を受けられるとのことです。



FXX Kはまた、非常に効果的なダウンフォースを発生させます。
これは、フェラーリが3年連続世界タイトルを獲得している世界耐久選手権GTカテゴリ
ー車輌の開発で培ったエアロダイナミクス・バランス・コンセプトを導入した結果で、
速度200km/h 時で540kgというダウンフォース値を達成しました。



また縦、横、回転方向の加速度センサーおよび温度、空気圧センサーを組み込んだ
ピレリ・スリックタイヤの採用によって、路面との相互関係を正確に分析することが可能となり、
トラクションコントロール・システムが最高の性能を発揮するための
より精密なデータを収集することが可能となったとのことです!




この様な活動が新車両開発に役立ち、一般車両に技術がフィードバックされてデリバリーされていることを考えると感動もひとしおですね!





TEL:092-434-3301