2013年2月26日火曜日

Classiche②

フェラーリ・クラシケとはクラッシック・フェラーリのオーナーに対するレストア、メンテナンスサービス、技術的なアシスト、そして鑑定書を発行する目的で20067月に社長であるルカ・ディ・モンテゼーモロの方針で設立されました。
マラネロの敷地内にあるかつての鋳造パーツ製造工場に設置されたクラシケのオフィスとワークショップは、広さ950平方メートルを誇る広大な敷地内にあります。
ファクトリーの様子
歴史的価値を証明する
60年以上もの間、フェラーリは常に世界中のクラッシックカーコレクターが憧れ求め続けるブランドであり続けています。
フェラーリ・クラシケの主たる業務のひとつに、製造から20年以上経過したロードカーと、F1マシンを含むあらゆる年代のレースカーに対する鑑定書の発行があります。
この鑑定書はクルマの出自が明確であるとメーカーが公式に認証する書類であり、認証された車両が売りに出された場合、買い手にとっては重要な書類となります。
また、鑑定書にはもうひとつの役割があります。
この書類があれば、ヨーロッパと北米で開催されているシェル・ヒストリックチャレンジなど、フェラーリ公認のレースに参加することができるのです。





鑑定書の発行には、当該車両をマラネロ本社のフェラーリ・クラシケ部門か、世界各地の認定ディーラーに持ち込み、入念な審査を受ける必要があります。
フェラーリの有する膨大なアーカイブを駆使し、フェラーリの副社長ピエロ・フェラーリが議長を務める鑑定団「COCER」と呼ばれるエキスパートグループが、当該車両の技術的特徴などを吟味します。鑑定書発行のプロセスではこの技術的な審査がもっとも重要となります。
これにより当該車両のあらゆる部分が完全に機能しているか、シャシー、エンジン、ギアボックス、トランスミッション、サスペンション、ブレーキ、ボディ、内装がオリジナルであるか、あるいはオリジナルスペックに準拠しているかどうかが明らかになるのです。
2009年に新たに導入されたこの歴史的価値を持つ車輛としての証明書は、たとえフェラーリによる公式鑑定書を受ける条件を満たしていないフェラーリモデルであっても、現在の形のままでその当時国内や海外のレースに参戦していたモデルであったり、または現在の形が生産から10年以内に国際的に著名なデザイナーやコーチビルダーによって施された改造の結果で、その後国際的に認められたショーやコンクールデレガンスに出場したことのあるモデルであったり、または世界に名だたる出版物に取り上げられたことのあるモデルあてに発行されるものです。
したがって歴史的価値を持つ車輛としての証明書を受けるために、当該車輛はこられの条件の一つを満たす必要があります。したがって、この歴史的価値を持つ車輛としての証明書を有するフェラーリモデルは、フェラーリの主催するシェル・ヒストリックチャレンジやその他のクラシックカー・イベントに参加することができるようになります。
ファクトリーの様子

見たこともないFerrariが・・・

何だろう?

???



とにかくクオリティの高い仕事をしてくれる部署です。



続く・・・


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